今年の大相撲9月場所も明日、千秋楽をむかえます。
千秋楽とは最終日のことです。
SNSでは、有名人が中継にうつって話題にもなってますよね。
話題の影響もあり相撲を知るきっかけになった人も、少なくないんじゃないでしょうか。
あまり大相撲に詳しくない人にまずお伝えしたい情報があります。
それは・・・
千秋楽を前に今日、優勝者がきまってしまうかもしれないんです!
この記事では、昨日までの最新取組結果をふまえて、誰でもわかる幕内の優勝予想をしていきます。
注目力士のプロフィールやプチ情報も添えているので、もっとお相撲さんのことを知っていただけたら嬉しいです。
幕内とは、力士の6つある階級のなかの最上級。
下から序ノ口・序二段・三段目・幕下・十両・幕内があります。
十両以上の力士は一人前と認められ「関取」と呼ばれることを許されるんです。
【本場所とは】
1年に6回おこなわれる他スポーツでいえば「試合」のことです。
本場所の結果によって、次の場所での番付(階級)がきまります。
今おこなわれているのは、今年5場所目の9月場所(秋場所)ですね。
15日間で1番(戦)ずつ取組をおこない、白星の数で優勝者がきまります。
「白星の数がおなじ場合はどうなるん?」と思いますよね。
その場合は、千秋楽に優勝決定戦がおこなわれて、会場はとても盛り上がります。
※幕下以下の力士は15日間のうち7日間(7番)で白星を競います。
優勝候補者一覧
大の里
大の里 泰輝(おおのさと だいき)
【戦績】
12勝1敗(9月20日時点)
【番付】
西関脇
【所属部屋】
二所ノ関
【生年月日】
平成12年6月7日(24歳)
【出身】
石川県
【好きなアーティスト】
湘南乃風
【マイブーム】
部屋の周りをさんぽ
まだ大銀杏を結えないほどの若手力士ですが、文句なしの実力者です。
二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)のもとで稽古にはげみ今年の5月場所優勝力士。
昨日勝利したことで、大関昇進の条件をみたしました。
来場所では「大関大の里」がみれるかもしれません。
【大銀杏とは】
十両以上の関取ができる髪型のこと。
大の里のようにスピード昇進する力士は、髪の長さがたりずまだ大銀杏が結えないことがあります。
霧島
霧島 鐵力(きりしま てつお)
【戦績】
10勝3敗(9月20日時点)
【番付】
東関脇
【所属部屋】
音羽山
【生年月日】
平成8年4月24日(28歳)
【出身】
モンゴル
【好きなアーティスト】
長渕剛
【好きな食べもの】
焼き肉
今年定年退職された元陸奥親方の現役時代の四股名を受けつぎ、霧馬山から霧島に名を改めました。
5月場所までは大関の地位にいたのですが、ケガの影響もあり今は関脇まで番付をおとしています。
大関復帰をめざして、秋場所では存分に実力を発揮できている注目力士です。
わたしの推し力士です♡
推し歴6年ぐらいですが、大関に昇進したときはうれし泣きしました!
高安
高安 晃(たかやす あきら)
【戦績】
10勝3敗(9月20日時点)
【番付】
東前頭十五枚目
【所属部屋】
田子ノ浦
【生年月日】
平成2年2月28日(34歳)
【出身】
茨城県
【好きなアーティスト】
杜このみ(嫁)
【好きなマンガ・アニメ】
ワンピース
元大関で現在34歳のベテラン力士。
幕内の優勝経験はないものの、三賞を何回もとっている実力者。
力強さとベテランならではの経験がつよみ。
プロフィールからも分かるように愛妻家です。
【三賞とは】
15日間を通して活躍した力士に、3つの賞がそれぞれ授与されます。
・敢闘賞
敢闘精神を発揮して、場所を盛りあげた力士にあたえられます。
・殊勲賞
横綱や大関、もしくは優勝した力士をたおして活躍した力士にあたえられます。
・技能賞
優れた技能を発揮した力士にあたえられます。
※ただし授与されるのは関脇以下、つまり横綱大関以外の幕内力士です。
錦木
錦木 徹也(にしきぎ てつや)
【戦績】
10勝3敗(9月20日時点)
【番付】
西前頭十三枚目
【所属部屋】
伊勢ノ海
【生年月日】
平成2年8月25日(34歳)
【出身】
岩手県
【好きなアーティスト】
ゆず
DREAMS COME TRUE
【好きな食べもの】
肉
錦木もベテラン力士のひとりです。
最近は負け越すことも多く番付もおとしていましたが、秋場所では好調がつづき2桁勝利。
普段はメガネがトレードマークの、優しくユーモアのあるお相撲さんです。
若隆景
若隆景 渥(わかたかかげ あつし)
【戦績】
10勝3敗(9月20日時点)
【番付】
東前頭七枚目
【所属部屋】
荒汐
【生年月日】
平成6年12月6日(29歳)
【出身】
福島県
【マイブーム】
魚を捌く
【好きなマンガ・アニメ】
ワンピース
イケメンで人気力士のひとり。
大ケガで一時は幕下まで番付をおとしました。
その後地道に白星をつみあげて、現在では3場所連続で2桁勝利をしています。
「ワカタカカゲ」の四股名がかみやすくて、アナウンサー泣かせと一時話題になったこともありました(笑)
千秋楽までの見どころ
まず今日の大の里の勝敗次第です。
勝てば明日の千秋楽を待たずに、大の里の優勝がきまります。
しかし今日の取組相手は大関豊昇龍。
実力者なのはもちろん、豊昇龍も勝ち越しがかかっているので闘志大爆発です。
厳しい戦いになることは間違いないでしょう。
一方で大の里が負けた場合、一気に状況がかわります。
霧島と若隆景はすでに大の里と対戦済みなので、残念ながら自力での優勝は見込めません。
ただ最後まで諦めずに、のこりの2番しっかり勝つことで優勝への道がのこされます。
逆に高安と錦木のベテラン組は、まだ大の里との対戦がないので、千秋楽はおそらくどちらかとの対戦となるでしょう。
しかし今日は、3敗力士同士の対戦があります。
霧島vs高安
どちらかが今日4敗となり、優勝候補から外れてしまいます。
今日の見どころが多すぎる!
大前提として現在3敗力士の今日の勝敗にもよりますが、大の里が今日明日と2連敗してしまった場合、優勝決定戦になる可能性もあります。
そうなれば会場のボルテージは最高潮となるでしょう。
まとめ
すべては今日の豊昇龍vs大の里の結果次第ですね。
そして霧島vs高安の取組でどちらが4敗におちてしまうのか。
3敗力士にもまだチャンスはあるので、なかなかアツい展開ですよね。
ラストまで目が離せません。
【追記】
昨日、貴景勝関が引退されることが発表されました。
大関で居つづけることのプレッシャーやケガなど厳しい環境下で、相撲をとりつづけてくれた姿は関西人としての誇りです。
本当にお疲れ様でした。
大相撲9月場所もクライマックス。
まずは今日、どんな結果になるのか楽しみです。
では、最後までお読みいただきありがとうございました!